昔の私は一言でいうと生意気で勝気で、自分さえよければいいという、そんなアシスタント時代を過ごしていました。美容師という仕事が大好きだからこそ、技術だけを追い求めてしまっていたんだと思います。人一倍、努力も重ねた私は順調にスタイリストとしての道を歩み始めたのですが、ある日仕事で大失敗をしてしまいました。男性のお客様からのクレームを受けてしまったんです。当時の私は嫌々メンズカットをやっていたので、それが表に出でしまったのでしょう。当時の店長やマネージャーは、そんな生意気だった私に寄り添ってくれ、メンズカットを習得できるよう遅くまで私の練習に付き合ってくれました。社長からの「強がらなくていいから、もう少し自分らしくしていいんだよ」という言葉に涙が止まりませんでした。私に向き合ってくれた、当時の上司や社長がいてくれたからこそ、8年間もジャストビューティで頑張ってこれたんだと思います。私が受けた恩を、今度はディレクターという立場で後輩の育成を通し、会社に恩返しをしていきたいです。

鹿児島から単身で上京しましたが、会社が寮を用意してくれていたので、金銭面ではかなり助かりましたね。おかげで、美容師としての勉強に専念できました。勤務シフトは早番と遅番があって、自分でどのシフト帯で勤務するのか選ぶことができるのも大きかったです。スタイリスト・アシスタント関係なく、カットの練習で夜が遅くなった翌日は遅番シフトにするなどして、自分でうまくコントロールしていましたね。技術向上のため、会社は全面的にサポートをしてくれるし決して無理をさせない。そんな環境だからこそ、ここまで頑張ることが出来たんだと思います。僕にとって、美容師は天職です。自信をもってそう言えます。

私の性格を一言でいうと、人見知りという言葉がピッタリな程に恥ずかしがり屋だったんです。その上、学生時代は美容師を目指していた訳でもなかったんです。それが、縁あってジャストビューティで美容師としてのスタートを切ったのですから人生分かりませんよね。今の会社は店舗数が多いということもあり、他店にヘルプに行ったりする機会も多くて。自然と関わる人も多くなって、本当に人見知りだったのかと思うくらいに変わることが出来ました。年齢の近いスタッフ同士で遊びに行ったりすることもあり、社員同士の仲はとってもいいんですよ♪今は一人前のスタイリストを目指し、同期で切磋琢磨しあい頑張っています。